2004年01月14日

スピッツ新曲タダで聴ける&blogタイトルについて。

 
 どうやらあいのりで使われてるスピッツの新曲(スターゲイザー)がタダでフルに聴けるらしい(PV)。ひとつの営業戦略なんだろうけど、売り上げは確かに落ちるだろうなぁ。

 blogにサブタイトルをきちんとつけてみました。フランス語。penserは、「Je pense,donc je suis」(我思う、ゆえに我あり)というフレーズで有名だけれど、=thinkということ。le pense-à-penser(考えるということについて考える)。

 réversibilitéは、英語で似た意味に置き換えるとreversibilityですが、リバーシビリティ、つまり裏返せるということ、逆に戻すこともできるということ、「可逆性」のことです。哲学的にいうと、この言葉から、身体について深い省察をなしたメルロ=ポンティを連想します。すごく好きな言葉。そして気づいたのが、自分にとってこの言葉は深い意味を持っている、ということ。懐かしい。ちょうど3年前、東大後期の論文で、
・人間は他者を見るとき、特に相手の眼を見る  ・それはなぜだろうか  ・それは人間の体の中でも、眼が特別に精神的な要素を持つからではないか  ・眼を見ると相手の気持ちや行動を予想できる  ・しかし本当に私は相手の気持ちを読み取っているのか  ・そうではなく、つまり私が相手の気持ちを眼から読み取っているのではなく、逆に自分の気持ちを相手の眼に「投影」しているという面が強いのではないか  ・それゆえに、見る/見られるという関係がコミュニケーションを成立させ、まなざしの交差が私たちの日常世界を成り立たせているのではないか

ということを書いたんですが(復元答案)、このことはまさに「réversibilité」(可逆性)だと思い至ったわけです。たとえば、自己/他者の区別を考えるときだって、自分にとってE子さんは他人だけど、E子さんにとっては、俺が他人となるわけで。大事なのは、自己か他者かにこだわることじゃなく、両者をつなぐものに目を向けること。意味が生まれてくる場というのは、自分とE子さんの境界線上(/の部分)にしかありえないわけです。

 とにかく、いろんなことに関してréversibilitéはあてはまる。A→Bという流れだけを考えるのではなくて、B→Aという流れも考えてみること。そして、AとBの境界線上にとどまりこだわって、思考をしてみるということ。そうして生まれた思考について、さらに考えてみること(le pense-à-penser;考えるということについて考える)。

 柔軟に言葉を紡いで「生きたい」という、祈りと野望です。

 
posted by Gen at 23:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | このBlogの説明; Blog一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 「@Gen.blog*」さんで、 スピッツのプロモがフルで視聴できるってのを知って、 早速視聴してきました。 ところで、僕はスピッツも好きですよ。 って、なんか馬鹿みたいですね、僕(笑) なんでもい..
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Tracked: 2004-01-15 00:45
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